九州新幹線西九州ルート起工となりましたが・・・
計画から35年、長崎ルート起工に地域浮揚への期待(読売新聞の記事)
九州新幹線:長崎ルートの武雄温泉-諫早間が起工(毎日新聞の記事)
新幹線西九州ルート 佐賀・嬉野で起工式 計画から35年、つち音(西日本新聞の記事)
九州新幹線:長崎ルート負担額合意 政治決着色濃く 根拠は新線の距離割合(毎日新聞の記事)
博多と長崎を結ぶ九州新幹線西九州ルートの武雄温泉-諫早間の起工式が本日、佐賀県嬉野市で行われました。2018年度末までの開業を目指しますが、問題は山積みのままのようです。
まず、総工費2600億円を国と長崎県・佐賀県が負担しますが、現行の特急利用より博多-長崎間で26分、博多-佐賀間で5分の短縮としかなりません。費用対効果には疑問の声も上がっています。
次に、並行する在来線はJR九州が引き続き持ち続けるようですが、特急も含め列車本数が減るのは確実で、沿線地域の地盤沈下が危惧されています。
少し以前に長野新幹線と第3セクター化された区間とを対比した報道番組をやってましたが、酷い地域格差でした。新幹線が通って駅が出来たところは発展するのですが、第3セクターの駅では列車本数も減り、駅前商店街が衰退する一方、正に地盤沈下という有様。
今回、新幹線の駅が出来る嬉野温泉は確かに発展するかもしれませんが、並行在来線沿線の街は衰退する可能性が高いと予測されます。
また、今回のルートでは軌間可変電車(フリーゲージトレイン)を使用して、新幹線規格の区間と在来線規格の区間を直通させる計画ですが、肝心のフリーゲージトレインがまだ開発途中で実用化されていません。
実用化は2010年の予定でしたが、開発が遅れているようで、現在、新幹線区間の走行試験の時期さえも未定のままです。
以上のように、問題山積みのまま見切り発車の九州新幹線西九州ルートですが、着工した以上は「税金の無駄遣いだった」「国や県の借金が増えただけ」と言われないようにして欲しいものです。
御参考
九州新幹線長崎ルート(西九州ルート)(wikipediaの解説)
軌間可変電車(フリーゲージトレイン)(wikipediaの解説)

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